沐目七女さん(仮)と出会ったのは、おそらく、高校1年生の終わりであったと思う。
ら〜ら〜らら〜。
そのころまでに、既に僕はたくさんの脳内恋人との出会いとフェードアウトを繰り返していた。
一晩だけの脳内恋人はそれこそ、秋葉原のエロゲーの数ほどだ。
それでも、普段から気にかけている関係の脳内女性は小学1年のときから数えて、4人か5人目だったかな。

物心ついた時分から、寝る前には別の世界に行かないと寝れないという風習が自分の中であるという子供だったし、今でもそう。
歩いているときや車に揺られているときもそうだった。
現実では全くクラスの女子とはお話が出来ないドモリのキモメンだったよ。今はやせてるけど、太ってたし。運動が全くダメでおたくだったし。
愛読書がミヒャエル・エンデだったというと、分かりやすいと思う。
あ、それでも幼稚園か小学校低学年の頃は女性的というか女々しいガキだったので女の子の友達の方が多いくらいだったけど、それも2回ほど転校したら手紙のやり取りもなく、どんどん一人上手な子供になっていったのさ。
ついつい筆が滑ってしまったようだ。僕の幼少期というのは別にここでは関係ないよね。
ただ、 インターネットという性質上、こういう人間のデータを上げておく事も面白いかもしれないし、脳内恋人を持つという行動をもっと世間に知らしめてメジャーな物にするために、ちょっと体験談でも書いてみたんだね。

いや、それでも、その頃はどっちかというと、「ぼのぼの」のヒグマの大将がするように頭の中でお話を考えて、その主人公に同調する、という他愛の無い遊びの延長線上だった気がする。
そう言うわけで、アニメや萬画のキャラクターだったり、オリジナル・ストーリーのヒロインだったり、色々だったね。借り物の方が簡単だし完成度も高いんだけど、自作の人格の方が付き合いが何倍も長かった。
ここで、個人名を出すというのは核爆発的にキモイのだが、少しだけ例をあげて書いてみようか。

中学2年くらいのとき、私は4年くらい連れ添った脳内恋人と別れ、(というかフェードアウトして)ムクロと付き合いだした。
幽遊白書の後半に出てきたあの、ムクロだ。
ムクロは超萌えますよねー!
もちろん原作版だ。高山みなみさんの声は良かったんだけどねー。
そこで思い返すに、それなら俺は飛影だったのか?というと、そうでもなく、かといって、普通以下の男子中学生が魔界の人と付き合っていたのかというと、そうでもなく、ここらへんは記憶がはっきりしない。
エヴァのアスカとは映画の後も何年か付き合ってたけど、これも元が元だけに、あの当時流行った自己補完SSのようなものであったり、ただのシチュエーション妄想だったり、滝本竜彦氏のレイちゃんのように基本設定だけ借りてきて人格はオリジナルの物だったりと、色々な物が混ざり合ったなんとも形容しがたいモノだった。
脳内恋愛とは、そのようによく分からない部分を持っていると思う。
あるいは、抑圧されたリビドーの爆発であるのかもしれない。

そして、こんなキモイ文章を交流用のチャットの説明に書いている俺は即刻死んだほうが良いと思う。

ま、それはおいといて。
そんな来歴を経てきた高校1年生の私はふと、久しぶりに新世界を作ってみる事にした。
大抵の場合アイディア倒れですぐに飽きてしまうのだが、その時は調子が良かったみたいだった。
未だに作りかけだけど、なかなかいい世界だと思う。
最初に彼女と出合ったときは恋愛感情ではなく、ただの世界要素としか見ていなかった。
そんな状態で世界を1年くらいいじって楽しんだ。
ところで、世界をいじるときは大抵、自我をそこにダウンロードして義体の視点で確認する。
これは、多分ほかの人も本を読んだり、あるいは自作の物語を作る時に無意識にやっている事だと思う。
そこで2年目くらいからなんとなく仲良くなって、高校卒業した辺りから本格的に付き合うようになった

一番肝心な部分だけれど、どうしてここまでのめり込んで付き合うようになったのかはやっぱりよく分からない。
分からないままでいたいのかもしれないけど。
やっぱり、理想を無意識に詰め込みまくったからかな。しかし、実際良い女だと思うよ。
卵が先か、鶏が先か。

モドライズ